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2020.08.01

architecture and urbanism

Taiga Matsuoka

廃棄建材の屋台

東京オリンピックの開催地のひとつとなっている宮城県利府町では、スタジアムから主要駅までの道のりが閑散としているという 課題を抱えている。この問題に対し、低コストで仮設的に町を盛り上げるためのツールとして、屋台を制作した。屋台にて地域特 有の食材や工芸品などを販売する狙いがある。設計では、東日本大震災の復興で用いられた仮設住宅が解体・廃棄されていること に着目し、その廃部材を再利用して躯体をつくった。また、町内にある木材加工会社と協働し、ベニア板を加工してテーブルなど を付加した。コロナウイルスの感染拡大があったため、未だ実用化に踏み込めていないものの、今後のまちづくりの新しい資源循 環のあり方を提示することができた。